CASE
Hands-on Seminar for Farmers
実践を通した学習機会の提供
アグリフューチャージャパンが運営する農業経営者向け研修プログラムの開発、実施支援プロジェクト
ISSUE
農業経営者向けセミナーの主軸となる実践的な研修プログラムの開発
SOLUTION
ワークショップ結果を具体化し、受講生が実際に顧客に提供する機会を研修プログラム化
OUTCOME
受講者満足度の向上
他県での類似プログラムのオファーの獲得
SERVICE
研修プログラム開発、実施
研修講師
CI、各種ツールデザイン
LINK
農業経営者育成を目的としたセミナー事業
クライアントは日本農業経営大学校を運営するアグリフューチャージャパン。全国の農業経営者育成の中核機関等と連携を図り、意欲ある学生や経営発展を目指す農業者を対象に、セミナー事業を実施している。これまでの全国各地の参加者から寄せられた「より実践的なプログラムへの要望」に応えるために、kenma へのプログラムの企画開発及び講師としてワークショップの運営が求められた。

ぐんま農業フロントランナー養成塾
実施第一弾は、群馬県が主催する「ぐんま農業フロントランナー養成塾」のアッパークラス。昨年度も日比谷公園のファーマーズマーケットへ出店していたことから、今年も同様にエントリーし、その機会を十二分に活かすプログラムの検討を行った。
設定したゴールのひとつは、マーケティングの基本となる「顧客視点での自社生産品の価値見直し」である。ファーマーズマーケットの来場者に対する価値を探求し、その結果を当日販売する商品の「名称」と「端的な説明」としてアウトプットするワークを行った。
もうひとつのゴールは、「ブランドビルディング体験と効果の実感」である。20名程の受講生が販売する商品の1日限りの共通ブランドを研修内で構想し、kenmaでロゴや販促物をデザインを行った。
これらを使用した販売による顧客からのフィードバックは、受講生にとって貴重な経験となり、各自の事業に大いに役立てられている。



糸島農業経営塾
実施第二弾は、糸島市が主催する「糸島農業経営塾」。ウェディング事業を全国に展開するノバレーゼがCSRとして関わっており、最終成果を博多の結婚式場で発表するイベントを行うことが決まっていたため、それらを活かしたプログラムの検討を行った。
前述の「ぐんま」と同様に「顧客視点での自社生産品の価値の見直し」をゴールとして設定し、式場の料理長にその価値を引き出す調理を行いして顧客に提供することを企画。ブランドとして確立されつつある糸島の食材を楽しむ機会を最終成果報告に代わるイベントとして実施するに至った。
受講生にとって料理長とのコラボレーションは、自社の生産品の価値を発見する素晴らしい機会となった。また、その価値をイベント来場者に提供し、反応を直接体感することができ、これまでにはない研修の意義を創ることができた。


