フラッグシップとは?
kenma Inc. 代表の今井です。
昨年の11月に前職を退職し、kenma に正式に参画しました。
その際に掲げたコンセプトが ”Flagship Consulting(フラッグシップづくり)” です。
聞いたことはあっても正確に知られていないワードを使用することに当初は不安もありましたが、1年弱の試行錯誤の中で現在は確信に変わっています。
フラッグシップについてこれまで考えてきたことや今後の取組み等を少しづつ書き溜めていきたいと思います。
今回のテーマは「フラッグシップとは?」についてです。
私たちはフラッグシップを、企業や組織の「象徴かつ具体」 と定義しています。


数式が最もシンプルに表現できるのですが、「フラッグシップ=シンボル × 具体」 と表現しています。
シンボルには、ロゴやビジョン、ミッション、タグライン等 が代表的なものとして挙げられますが、これらは一般的に「抽象」的なものになる傾向にあります。
それに対して、私たちが対象としているのは「プロダクト、サービス、空間」や「ブランド」「ビジネス」といった顧客が体験できる「具体」です。
具体を対象にしている理由は、kenmaの活動を始めた時から問い続けてきた「デザインでビジネスにいかに貢献するか」に対する解になると考えているからです。
以上の考えを整理したものが下記のチャートです。

これらは建築デザイナーと経営コンサルタントの両者の経験から発想しました。
縦軸にイシュー度、横軸に抽象度のそれぞれ High/Low の4象限で説明することができます。
コンサルタントはイシュー度の高い経営レイヤのテーマを取り扱いますが、アウトプットは抽象概念になりがちです。
その一方でデザイナーは具体をアウトプットすることができますが、現場レイヤの問題解決に留まる傾向にあると理解しています。
この両者のトレードオフを踏まえて、kenmaでは右上のポジションをとると決め、コンセプトを「Flagship Consulting」と表現することにしました。
以上がフラッグシップの私たちの定義とその詳細です。
このような形でこれから少しづつ書き溜めていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。